こんにちは中山です。
東京都足立区平野で進めているLCCM住宅I様邸、
広々としたリビングがわかるようになりました。
正面に積まれたのはリビングで使う床材です。
色々と打合せを重ねた結果、チークに決まりました。
下記の写真では薄く映りますが、現物はカタログの色合いに近いです。
写真映りには差が出ますね。
床材を決める際に、
住宅情報誌なども参考にし
最初に雰囲気をよくつかんでもらった上で
提案をするようにしているのですが、
無垢床の場合、仕上げ方ひとつで雰囲気が大きくかわります。
無塗装品、オイル塗装品、ウレタン塗装品、ウレタンマット塗装品があります。
これらは全て違う顔に見えてしまうんです。
そこでまず、
希望したい用途も聞くことがあります。
手入れがしやすい方がよいか、
多少の傷も風合いとして受け止めてくれるのかどうか。
柔らかい素材か、少し固めの素材が良いのか。
仕入れる時期や季節によって多少の色合いも違うことがあるので
カタログで見た印象だけで判断せずにサンプルを取り寄せてみてもらう。
こんなことを繰り返し、希望に近づけることが多いです。
そんなこんなで、チークにたどりついたわけなんです。
新宿のショールも参考にしましたね。
床材は大切で、洋服でいえば
ベースカラーを決めるようなもの。
デザインがよくできた洋服の型紙も
素材ひとつで、見栄えが変わってしまいますよね。
小さい頃、母親が洋裁をしていたので
型紙を元に、裁断するのを見ていました。
床の選び方次第で、
家の雰囲気が全て決まってしまうと思っても
過言ではない、と個人的には感じるところ。
仕上がるのが楽しみなところです。
さて2階の床には遮音性があるボードが施工されました。
通常のボードよりも重量があるので、
大工さんは運ぶのも一苦労。
天井には防振吊り木も施工されました。
棟梁、引き続きよろしくお願いいたします。
本日は色々と教えて頂きありがとうございます。
ちなみに棟梁の家はウォールナットの床。