
こんにちは中山です。
今日ご来場したお客様から24時間換気について
質問があったので、少しお話をさせて頂きます。
■わずか16年・・・1990年に空気汚染ということが問題視されましたが
具体的な対策がなく、その7年後の1997年に現厚生労働省が問題を公表。
6年後の2003年にようやく24時間換気の義務化に至りました。
義務化して、わずか16年しか経っていません。
余談ですが、断熱性能も2020年に義務化が始まります。↓省エネ義務化については弊社サイトもご参考に↓
LCCM住宅・エコプロジェクト■建材だけではない・・・24時間換気が住宅室内の空気汚染問題は
何も建材から揮発する化学物質だけで起こっているわけではない。
カビ、ダニ、花粉などのアレルゲン。たばこの煙、開放型の
燃焼器具からくる排気ガスなどがあります。
自然素材さえ使えば解決するというものではなく
外から持ち込まれるものや環境も考えなくてはなりません。
特に夏には、高温多湿となる。
日本の気候においてカビなどは起きやすい環境。
家中は空気汚染されやすい。
■本当に換気されているか・・・24時間換気を選ぶ際、
1種と3種のどちらにするか検討したことはないでしょうか。
そこでカタログに書かれている換気の性能とランニングコストなどを比べ
機器の性能を頼りに判断されていく。
こんなことがよくあります。
はたしてこの判断は正しいでしょうか。
家の気密性によって大きく左右されるということを考えたことはありますか。
気密性が悪いと換気口の近くの隙間から空気を取り込んで排出してしまい
ショートサーキットという現象が起きやすくなります。
2時間に1回の割合で家中の空気を入れ換えるべき計画換気。
C値1でも計画換気が50%しか行われていないという実態があるんです。↓詳しくは外部サイトもご参考に↓
Panasonic(24時間換気)ある大手換気メーカーに聞いたところ、換気の性能を発揮するには
最低でもC値1を確保しておきたいという話しでした。
1種と3種など、どちらの空調設備の性能が良いかで判断する前に、
家の器がどうであるかが大切になってくるという話になります。家の結露や住み心地に不満を感じている方は
こういう部分に目を向けてから家を検討してみてはいかがでしょうか。
↓断熱についてはこちらもご参考に↓
住み心地と屋根断熱