こんにちは中山です。
先日、某大手空調メーカーに、
エアコンを選ぶ際の畳数表示について
どういう家の性能を基準に算出されているのか聞いてみた。
驚くなかれ!
築30年以上前の無断熱の家だという。
気になるので調べてみると、
1964年に制定されてから一度も変わっていないらしい。
多くの方は畳数を目安に選んでいるはず。
捉え方を変えると、
家の性能が良い場合、
この考え方で選んでしまうと、
過大な能力のエアコンが設置されている可能性が考えられる。
反対に断熱が低い家では
従来の考え方に近い選び方になるかも知れません。
冷房は日射条件によっても変わるし、
暖房は断熱気密性能によって異なる。
エアコン1台で家中を賄えるというのは
特に驚く話ではなく、
断熱・気密が高ければ良くなって当然。
エアコンの性能が飛躍的に進化する一方、
家の性能に対する意識は追いついていない証拠かも。
快適性を求める割には家の器のことより設備を最優先してしまう現実がある。
「省エネのため夏の室内は28度に・・・」
と温度設定しても、なかなか冷えないとき、
さらに温度を低くしたり、風量を強くするなどしますよね。
そこで起きるのは、身体や足の冷え。
新たに家を考える際に
「クーラーの風は嫌だ・・・」
と悩ましい声が聞かれたりします。
また「夏は電気代が高くなるのよね」と呟くのは、
エアコンが効きにくい環境でガンガン冷やそうとするから。
最新型の高効率エアコンも無駄に稼働している。
28度を基準に快適性を保つにはどういう家が必要か?
エアコンありきで考えるべきではないのでは・・・
そもそも30年以上前の基準で機種を選ぶこと
自体に大きなギャップがある。
家の断熱と気密を理解し温度ムラの起きにくい環境を
つくってあげることで、これらの悩みの種も
解決につながるのではないでしょうか。
エアコンの畳数表示と家の性能との関係・・・
どうお考えになりますか。
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