
こんにちは、
ポカポカ陽気はジョギングが楽しくなる中山です。
先日のこと。
「夏暑くて、冬はものすごく寒いのが嫌で・・・」
建替えを考えたいということでモデルにお起こしになりました。
どんな家に住んでいるのか話を聞くと、
3年前に購入した建売住宅ということでした。
実はこういう悩みを抱えて展示場に来られる方は
けっこういらっしゃいます。
ところが建替えや住み替えをするにしても、
簡単に決断できるものではありません。
お子さんがいれば、学区の問題。
建替えとなれば、仮住まいの出費。
一番は住宅ローンの残債が課題です。
進めたい場合、色々とご提案はできますが、
購入後間もないことから積極的に進めにくいですよね。
もう少し家の悩みや課題をお聞きしたいところです。
今のままで出来ること・・・
断熱の全面改修の場合、今よりも快適性は向上するが
壁を剥がすので500万以上の費用がかかることもある。
キッチンや浴槽など壁面の設備やクローゼット
なども取り外して壊すとなれば1000万は超える。
スケルトンにしてまで行うかどうか。
少しでもコストを抑えたい場合には、
室内は、床暖房やエアコンなどの冷暖房設備を増やす。
窓などの壁面は、二重窓にして断熱を高める。
などのリフォーム小工事を行う。
ただ、家の断熱性能は完全には解決できないので
エアコン本来の性能を十分に発揮できないのが悩みの種。
それどころか機器を増やした分、電気代は今まで以上にかかる。
夏は光熱費が5万円を超えたなどの話も耳にします。
住宅ローン100万あたりの返済負担額を金利1%で換算すると約2800円。
3万円光熱費を抑えた場合、その額は住宅ローン1000万円に相当する。
3000万と4000万の家とでは、安い方に気持ちが傾きますが、
先々の光熱費に目を向けていくと、考え方も大きくかわります。
断熱と気密値が高いとエアコン本来の基本性能以上の効果が期待できる。
冷暖房設備に頼るので電気代は今まで以上にかかる。
月々の住宅ローンだけでなく光熱費加算分も返済計画に加えておくことも必要。
どの部分で線引きをするか・・・
とても悩ましい問題。
ちなみに過去に同じようなケースで対応したお客様は、
断熱の全面改修は負担が重いということで
家を売却し住み替えという方法を選びました。