こんにちは、中山です。
「突然なんですが見させてもらえませんか?」
今日の14時頃、栃木県に住んでいる方が来場されました。
聞くと寒くていられないということで悩んでいました。
築20年の鉄骨造りの家。
あまりの寒さに困り、断熱リフォームを行った。
ところがあまり改善されないという。
リフォーム内容を聞いてみると
元々がグラスウールで吹き付けにすれば改善できると
思ってリフォームに踏み切ったようでした。
壁と天井の断熱は行ったが足元は手を入れていない様子。
足元の断熱は壁よりも手間がかかる。
だから床暖房にして改善する事が多い。
暑さも改善ができないよう。
小屋裏があるということで屋根面の吹き付断熱も行ったということ。
冬は暖かい熱が上昇するのであまり気にならない。
でも夏は暑くていられないようでした。熱がこもってしまうよう。
屋根面の施工と通気についてどうすべきなのか
構造模型を見てもらい違いを説明しました。
「暑くなるのは当然だわ・・・」
でも、まだ心配は解消できていない様子。
大丈夫だと思ってリフォームをしたのに、
改善できないのだからそう思うのは当然。
実際に建った家で過ごしてみたら
納得できるんじゃないんですか?
「本当、そうかもしれません・・」
「家を建てた経験がないとこういうところに気が付かないでしょ
初めて家を建てる人はどう考えているんでしょうね・・」
お客様のように
家を建てた経験がないと問題に気がつかないですよ。
私たち業界にいる者でさえ気がつかない人も
いるのに、初めての方なんて特にですよ。
お金の高いやすいで比較することはあっても、
体感温度が高い低いで比較することはないですよね。
実は私も以前他のメーカーにいて新築やリフォームの現場
を見て違いに気がついたんです。
だから何とか伝えたいと思っているんですけど・・・
そんな会話をしお帰りになりました。
こういう困った話を聞くと家づくりの歴史を
語らずにはいられない。
築20年前後の家・・・
断熱に関しては、発展途上・・・
悪い言い方をすると中途半端。
24時間換気もなく、シックハウス問題や