こんにちは、中山です。
家づくりでよく議論される、
充填断熱と外断熱の比較、
繊維系断熱材とウレタン系断熱材の比較、
でも、もうこんなレベルの低い話を議論している場合ではないのではと思うところ。
旧住宅金融公庫の基準が設けられてからかなりの年数が経ちますが、
例えば当時の繊維系断熱材は50K。
時代とともに、省エネ基準が変わり断熱材は100Kと徐々に厚くなりました。
しかし根本的なことはあまり解決されていない。
それは気密と断熱の両方を満たすこと。
ほんの少しの隙間があれば結露が起きる・・・
見えない構造材が知らないうちに劣化していくというは解体して
初めてきがつくこと。
壁厚10~12センチの間には
配線や筋交いアンカーボルト
天井には電気配線が蜘蛛の糸のように張り巡らせてあります。
壁の中に充填する断熱方法では
どんなに丁寧な業者が行っても断熱と気密の両方を満たすのは限界がある。
お粗末な施工では、せっかくの断熱材の効果は不十分になるのは
言うまでもありません。
そんな中、断熱材だけ目を向けると、
数値が高いほど良くなったと勘違いしてしまう。
壁内の複雑な構造の違いや工事の施工精度などは何も考慮されてはいません。
断熱材の情報を元に机上で計算するというところに問題がある。ドイツでは外断熱が主流です。
繊維系の断熱だけでなく、木質系、ウレタンなども使わています。
そもそも壁の厚みは30センチを超える。
日本の家づくりに比べ壁の厚みは倍以上。
断熱と気密の両方を考えて施工がなされている。
ドイツと日本の住環境の違いもありますが、
家の考え方として、長持ちさせる、家を腐らせない、健康に配慮がなされている・・・
住まいに関する厳しい規制がなされているのが現実。
木をみて森を見ず・・・
断熱材の議論の前に住まいのあり方をもう少し考えてみるべきではないでしょうか。
独り言です。
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高砂建設 川口支店 中山
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