家を長持ちさせるには湿気から守ること。
湿気は、カビ、ダニ、シロアリ、木材はもちろん、
金属に対しては腐食を招きます。
さらにはカビ、ダニによる健康被害をもたらす可能性もあります。
これらは家の気密と断熱性と密接な関係にあります。
壁体内の結露から招く腐食は家の耐久性を脅かす恐ろしいこと・・・
さて、そんな中、改まった話をしますが、
日本で使用される防腐防蟻(シロアリ)剤は有機系の薬剤が主流。
いずれも持続効果は短く、平成13年の日本しろあり対策協会通達では
「薬剤の持続効果は最大で5年間」「5年を目処に再処理を行う」
などの旨が確認されています。
再処理しない限り5年後にはシロアリに対して無防備!
5年毎に再処理することを前提に使用されている防腐防蟻にも関わらず、
現実には断熱材が詰まった壁内部の処理は難しく、
床下など再処理が可能な場所であっても疎か。
これってどうなのでしょう・・・
築年数の古い家の床下を何度も潜った私としては、
大丈夫?って思いたいところ。
もっと言えば、防蟻処理をしないで済む方法を最初から考えて
おければ、先々余分なコストもかからないし、安心して住めること。
5年に1回の行うべき防蟻処理、
そのコストは、20~30万。
防蟻処理は土台だけ行っておけば、とりあえず安心、
とお考えの方、それは間違いです。
お隣さんから来ることもあるのです。
実際にそういう現場を見てきました。
だから、防蟻処理を行う業者は、
家の周りに土壌処理を行うということを、一般には行っています。
物理処理と、そうならないような環境的な整備、
新築時のシロアリ対策には必要かと。
続く・・・
高砂建設 川口支店 中山