結婚して3年目を迎えていたある夫婦は
「そろそろワンちゃんを飼おうか」と
話していた。
ところが、ペットショップを
何十件行っても
なかなか迎え入れるワンちゃんと出会えず
2か月が過ぎようとしていた。
その日も、ペットショップめぐりを終え
「やっぱり、私達はワンちゃんは無理かな・・・」と
諦めかけて、自宅のマンションの廊下を歩いていると
一人の奥様と
見たこともないワンちゃんが
向こうから歩いてくる。
2か月もワンちゃん探しをしていると
自然に犬種も覚えてしまうのだが、
そこに現れたワンちゃんは
まったくわからない・・・。
もしかして・・・雑種?
見知らぬ人だったが
思わず声をかけた。
「こんばんわ。すみません。このワンちゃんは何という犬種何ですか?」
「はい、これはバセンジーと言います。この子の名前は茶々と言います」
「バセンジー??」
「はい。日本には大変に珍しい犬種なんですよ」
美しいと思った。
毛並み、表情、とにかく愛くるしい瞳。
夫婦が見とれていると
飼い主さんが
「実はこの子、先月子供を五匹産んだんです。
まだ、一人だけ引き取り手が見つかってないのです・・・・」
この出会いのために
神様はこの夫婦に
ペットショップでの出会いをさせなかったのだ。
「私達、一階に住んでいるスズキと言います。
ぜひ、引き取り手の候補に入れてください」
「はい、私は2階に住んでいるTといいます。ぜひ見に来てください」

だんだん成長して・・・・・
アニーを産んでくれた
茶々

次女のアニーをはじめ
5人の娘たちは
元気に幸せに暮らしている。
あれから5年・・・・
アニーのために?
新築したソーラーサーキットで
我が家は暮らしている。
平成21年10月22日
多くの仲間に幸せを与えてくれた
偉大なスーパースター犬の茶々が
天国に召された。
スズキも深い悲しみに覆われたが
どうしても「ありがとう」が言いたくて
旅立ちの時に立ち会った。
茶々、本当にありがとうね・・・・
高砂建設 営業部 鈴木裕之
株式会社 高砂建設
長期優良住宅 先導的モデル事業 200年住宅
ソーラーサーキットの家 重量木骨の家